名古屋日帰り旅行〜夕食篇〜「牛タン・鴨料理 美山の味 勝手屋 東桜店」
さて、続きです。結局この櫃まぶしの店で16:00まで呑み続けておりました。ようやく重い腰を上げ、名古屋の町を散策に出かけます。我ら夫婦の特徴として、ヒマがあれば町中を歩き回って旨そうな店を探す、というのがあるのです。そして今回の同伴者
さいとーさんは、出勤前に軽く20kmジョギングしてしまうタフマン。当然三人で歩き回ります。

名古屋、楽しそうです。何より街に活気がありますね。バブルという名の昇竜が天に昇りきる前の尻尾を引きずっているかのような活気。うむむ。神戸にもこの元気をお裾分けして頂きたいと切に願うのです。で、街中。名古屋コーチンは伊達ではない。ほとんどツクネ専門店?と思わせるような店から定番の手羽先専門店まで。

ちょっと路地に入り込めば、どて焼きや味噌煮込み。当然のように焼肉店も軒を並べて、朝まで営業しています、なんて看板まで。いいなぁ、こういう勢いこそが街の底力なんですよねぇ。三人して興味津々にうろついて、とうとう目的地であるところの「牛タン・鴨料理 美山の味 勝手屋」へと到着。

もはや言うまでもありませんが、店名についている牛タン、これがわれわれの目的なのです。これからお会いする名古屋在住の御方が、旨そうな牛タンの写真をアップ、それを見てしまったのがこの旅のスタートだったのです。まぁね、そのくらいどうしようもない食欲という事で。あ、世間はご存じでしたか。そうですか。

でまぁ少々後に名古屋の御大の到着。えーと。仮の名前をフジワラさんとしておきましょう。こんばんわ。随分昔から、何度か会おう会おうとして会えなかったお方。はじめてお会いするのにそれをあまり感じないのは長年のネット上のお付き合いの賜物でしょうか。ということであいさつもそこそこに、さて、それではガッツリといきましょう。

まずは突き出しから。もうね、これが凄いのね。じゅわじゅわに焼けた石の円柱がやってくる。そして牛タン。最初に見た時、この石の部分も牛タンの一部だと錯覚して、なんて分厚い牛タン!と叫んでしまいました。ええ、実物は薄切りでした。で、この牛タンを焼け石に乗せる。焼け石にタン。じゅわーっと焼けるタン。旨そー!ばくり、旨ーー!

網焼きとは違う新感覚。これは旨いですわ。手が止まらない止まらない。続いては金時草。旨い。金沢の味。そして、馬刺!馬刺旨!馬だけに旨!コウネを赤身で巻いてサシの代わりに。旨!旨味ガッツリ!堪らんぜー!そして本日のおすすめを頂いちゃいましょうか。鯨のさえずり。そう、御クジラ様のタンでございます。牛タンばかりか鯨タン(げいたん)まで。

これがまぁ旨いんだわ。前代未聞の旨さ。これを味わえただけでもこの旅は大成功といっても過言ではございません。そのくらい旨い。鴨料理のお店でもありますので鴨肉のスモークなども頂きましょう。もう、この頃にはビールはとっくに終わって焼酎の湯割に突入しております。鴨、旨い!ジューシーな肉質とスモーキーな香りが素敵。

そして河豚皮。あっさりと美味しいのです。ぽん酢に合うのはやはり、すみません、日本酒をください。ということであっさりと日本酒にジョブチェンジ。そこへやって来るのが牛タンの串焼き。串がないのは複数人で食べやすいようにというお店の心遣い。ありがたや。タンがぶりぶりなのです旨い!ちょいとあっさりしたところで鴨のズリとハツ刺なんていうのも。

いやん、旨いん。じょくりとした歯応えはズリの証し。味はやや濃いめな感じです。濃厚とまではいかないけれどもちょっと野趣を匂わせる旨さ。日本酒と実に合う、日本酒最高!んで、更にメニューは続くのです。牛タンを石焼き→串焼きときて、ここで登場するのは味噌煮込み。あうあう!何ということでしょう。こんな幸せがあってもいいのでしょうか?いいんです。

やっぱり名古屋といえば味噌煮込み。しかも牛タンだというのだから最高ですわ。お味の方も思ったよりも塩分は少なめあっさりミソ、なれどもしっかりと煮込んでエエ塩梅でございます。ご飯が欲しくなるのは世の必然ですが、ここは我慢のしどころ。なのでご飯の代わりに餅など。といっても「いももち」なのですが。取り敢えずはモチです。

これがジャガイモをすり下ろして揚げてあるのですが、堪らない旨さ。箸休めには実に素晴らしいチョイス。さすがさいとーさん、この辺りに抜かりなし。グッジョブ!と思っていたら、更にやって来るのは「鴨ネギたまり醤油漬け」って、これは何と言う事でしょう、鴨が葱と串に刺されてやってきました。うはは、旨ー!この焼けた醤油の香りが堪りません。

そして手羽先唐揚げ。こちらも名古屋といえば外せないメニュー。さすがに鴨の手羽先ではなかったですが、旨かった。なぜか日本酒によく合っておりました。が、ここでさすがにさいとーさんの我慢の糸が切れました。ええ、ご飯に突入。フジワラ(仮名)さんがイチオシだった「すだちごはん」が。これは旨そうだわ、と、一口頂いてしまいました。旨!

スダチとおかかがマッチした絶妙の旨さ。これをオカズに三杯は飯が喰えそうなすだちごはん。味付けご飯はオカズです。いやいや、これは素晴らしい。で、日本酒もかなり進んできたのでちょいと軽いメニューも。このわた、からすみ。酒の友、そしてオトナの味。ちみちみと摘むのに最適な肴。うは、これは素敵。更にはくわいせんべい。

あのお節料理の飾りとしか思えないくわい。これがスライスされて素揚げにされると全く新しい美味へと変化するのです。まったく、こういう素敵なメニューが続々と出てくるなんて実にけしからん。もう、堪らないじゃないですか。とまぁ、実に有意義で素敵な時間を過ごす事が出来ました。本当に今日はありがとうございました。あ、ちなみに、すげぇ喰いましたがそれ以上にすげぇ喋ってましたから。終始無言で食い続けていた訳じゃありませんよ。

ここでこの宴のホストであるフジワラ(仮)さんのご厚意で、まぁ、そのゴチになります!という感じで。どうもありがとうございます。次回神戸にお出での際には必ずこの御礼はさせて頂きます。ということで御馳走様でした。すっかりと大満足の名古屋でした。で、ここでフジワラさんとはお別れです。本当にお世話になりました。

さて、我々三人はこのまま神戸へと帰ります。ほら、翌日も仕事ですからね。タクシーに飛び乗って一路名古屋駅まで。で、そこでまた無意味にお土産など買ってしまうわけですよ。せっかくだから名古屋っぽい物探しましょうと、新幹線で呑む酒とその他いろいろ。やっぱり天むすとか名古屋コーチンとか心躍るビッグネームが並んでいるわけですよ。

そんな中、私の選んだ一品はサンドイッチ。今回食べる事が出来なかった味噌カツのサンドイッチなんて実に素敵なお土産じゃないですか。これを翌日仕事場へ持っていって自慢しようと思っていたわけです。名古屋にはこんな変わったサンドイッチがあるんだと。自宅に帰り着いてじっくりと見てみたら…。あれ?もしかして。
「みそかつ」と「ハムカツ」を見間違えるほど酔っていたとは…。
このガッカリ感を伝えるのに最適な言葉は「名古屋恐るべし(自己責任)」しかありません。
今回のお店:牛タン・鴨料理 美山の味 勝手屋 東桜店
愛知県名古屋市東区東桜2-13-31
TEL.(052)931-7780
2008年1月31日 15:37