ホルモンの語源を考える

ここ三日ほど更新していませんでした。ええ、怠けていました。ってわけでも無いのです。ちょいと本業が忙しくなりまして。で、そんな中、とあるサイトの方とメールの交換を致しました。かなりの長文になったので、ここでそのまま使わせて頂きます。テキストの再利用。
——————–<引用>——————–
「ホルモンの語源」についてですが、正確なところは現在では分からないようです。私どもも数年来この件について研究して参りましたが、確証となる物はありません。実際に、これについての文献もかなりの数調べましたが、恐らく○○様がご承知のような説しかないと思います。
さて、その中で、なぜ「ホルモンは放るもんではない」と指摘させて頂いたかについて書かせて頂きます。まず、なぜ放るもん→ホルモンとなったかと言うことを考えてみますと、「もともと内臓肉は捨てる物であった」というところからとしか考えられません。
日本人は肉を食べていなかったから、内臓肉の利用法が分からなかったとも言われています。しかしマタギと呼ばれる方々は古来より狩猟をし、毛皮や肉(熊・猪など)で生計を立てて来ました。その中で、内臓肉はもっとも栄養価が高いことは知られていましたし、その他の肉よりも腐敗が早かったため食べられてもいました。
また開国時、外国からの知識で肉を食べ始めた、とされていますが、実際には国内において近江で献上用の牛肉を飼育(おそらくこの当時では肥育ではない)していました。西日本において、牛とは労働力であり大切な動物です。それを屠殺した場合、全てを捨てずに利用したことは、これまでの日本人の習性上間違いないと思います。
というのも捕鯨された鯨は、その皮・肉・骨はいうに及ばず全てを完全に利用しきってしまいました。つまり内臓も食べていたのです。心臓・百じょう・百ひろ・豆わたなど今では食べることが出来なくなりましたが、全て食べていました。イカの塩辛でも、ワタをつかって味に深みをつけます。
これでおわかりかと思いますが、「日本人は内臓を捨てません」というのが私の結論です。特に、関西から言われだしたというところが腑に落ちません。関西人は「無駄」をもっとも嫌います。例え食べなくても、きっと肥料なり何なりに利用したと思います。間違っても「放るもん」では有り得ません。
で、ここからは私自身の古い記憶と推測になりますのでご容赦ください。
今から20〜30年ほど前に、関西の舞台喜劇のテレビ中継を見ておりました。その当時は特に気にすることもなく見ていたのですが、内容は「円タク」の会社が舞台でした。その中で「ステテコは膝から下を捨てるからステテコ、ホルモンは放るもん!」という台詞があったと強く記憶しています。
ステテコにつきましては、その語源は「円遊のステテコ踊り」であることは広く知られています。つまりこれらの台詞は「間違った語源を笑う」というところにありました。その中で一緒にされていたホルモンは、やはり放るもんではない、ということではないでしょうか?
この件については、一連の語源(恐らく他にもいくつか叫んでいました)が人力車を引く人夫の衣装や道具だったので、ホルモンはアドリブだったのかも知れません。それでも、少なくともその当時はホルモン=放るもんが間違い、として認識されていた物だと思います。
これがなぜ、現在のように通用してしまったかというと、この喜劇の舞台が大正の終わりだったことが起因していると思うのです。つまり「昭和の初め頃は、ホルモンは放るもんだった」という認識がお笑いを口伝している内に定着してしまった可能性があります。
ここで一例を。
昔、泉重千代さんがご存命の頃、好きな女性は?と聞かれて「年上が好き」と答えられていたそうです。実際にご本人にお会いしたことがないので、真実ほどは分かりません。おそらく本当におっしゃっていたのでしょう。多くのメディアで紹介されている逸話です。
ところが、後年になって、ビートたけしさんが「あれは自分が世間に嘘をついたもの」というネタばらしをされていました。どうやら、最初に言い出したのはたけしさんだったようです。これを聞いたメディアが、ネタとして面白かったので何度も重千代さんに尋ねたのだと思います。
ご本人、かなりユーモアの分かる方だったようですので適当に合わせられていたのかも知れませんし、当然ご高齢でしたからご自分で本当に話したことと勘違いされたのかも知れません。しかし、世間では長らく本当の話として伝わっていました。もしかすると今でもそうだと信じておられる方もいるかと思います。
ホルモン=放るもんというのも、そういう類であると考えるのが自然じゃないでしょうか?つまりは、喜劇の台詞が一人歩きしてしまったのではと。本当に捨てる物であれば、関西以外でもそういう呼ばれ方をしていたはずです。関西に限定されているところが、関西の喜劇から発生した、と考えている理由です。
「放るもん→ホルモン」という変化ではなく「ホルモン→放るもん」というほうが自然な流れだと思います。私の結論としましては「ホルモンの語源が放るもんではなく、ホルモンをもじって放るもんという洒落」だと考えています。つまり、語源説は少なくとも「放るもんがホルモン」ではないと結論づけました。
——————–<引用終わり>——————–
とまぁ、普段から長い文章で悩まされている自分のサイトに、更に致命的な攻撃を加えてみました。テキストの自虐行為。で、なぜこんな風にコピペで誤魔化しているかといえば時間がないのです。

さて、今から日本酒の試飲会だ、酔っぱらって参ります。
いや、記憶は持って帰る予定にしています…、頑張ります。

6 comments to “ホルモンの語源を考える”
  1. お疲れ様でした、豚ホルモン「城戸」も堪能しました。次回は讃岐うどん行脚ですね。
     ところで、讃岐うどんナビゲーターの、ぜ@板宿さんはどこへ行ったのでしょう?

  2. 申し訳ありません!!
    皆様には多大なご迷惑をおかけしました
    なんせ試飲会の途中から記憶が・・・
    そしていつの間にか自宅に戻っているし・・・
    体中あちこち痛いし・・・
    はずかしー
    たぶん支払いも滞っているはずなので連絡します>主催者

  3. おぉ、ご無事でなりよりでした。人間の帰巣本能ってすごいですね、私も記憶無く家に帰ったことが何度かありますね。
     ところでてつやさん、昨日はいかりんさんも東門でカムジャタンを食べていたそうですよ、すれ違いませんでしたか?

  4. >おがちゃん
    お疲れ様でした。
    いやぁ、さっきまで死んでいましたが
    ようやく復活しました(笑)
    いかりんさんとは確かにニアミスでした。
    入ったカラオケボックスのすぐ近所のお店ですね。
    っていうか、あんなに酔っぱらっているところを見られなくてよかったです(笑)
    >ぜ@板宿さん
    お疲れ様でした。
    明石焼を食べている途中でフェイドアウトなさいましたよ(笑)
    酔い覚ましに店の外に出られたと思ったら…。
    いや、よくあることです。
    会費は払ってらっしゃると思いますよ。
    明日確認してみます。

  5. オツカレサマでした!!
    ていうか、わたしもかなりご迷惑おかけしました。
    どうもすみません・・・
    やはり負け試合になってしまいました。
    でも、いただいたお酒、本当にどれも美味しかった(懲りてないヤツ)。

  6. 大丈夫ですよ、そんなに壊れてませんでしたよ(笑)
    次回のイベントも是非。
    旨い酒でした。え〜と自宅に6本ほどあるのですが、
    危険物扱いです(笑)

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