真夏の京都旅行記(1)

始まりは一通のメールから。京都へのお誘いです。実は久しぶりの三連休、一日くらいはこのサイトの実情にあわなくなったコンテンツの整理などを、と考えていました。が、そんな楽しそうなお誘いに乗らない訳がない。乗りました。という訳でお昼から新幹線に乗り込んでの京都への旅が始まるのです。
で、新幹線といえばビールがつきもの。ビールといってもそこはそれ、今時は発泡酒を買い込むに決まっています。ええ、今決めました。新神戸から京都までのわずか30分でさえも酒の呪縛から逃れられない、そんな自分の人生に乾杯(発泡酒で)
とりあえず、自宅から新神戸駅までの上り坂だけで脱水状態の身体に、麒麟の発泡酒がしゅわしゅわと染み込んでいくのが分かります。いや、しゅわしゅわしているのは炭酸ですがね。それくらい知ってますがね。
流石に三連休の中日だけあって魔都・京都には人が溢れかえっています。というはずだったのですが、何を間違ったのか職員用出入り口みたいな改札から外に出ると、人などいませんよ。もうこの時点でこの旅の先行きが不安になるというモノです。
いきなり観光地でぽつねんとしている自分たちが人恋しくなるのも当然。人がたくさんいる方へと流れます。で、観光案内所など探してみます。きょろきょろ、確かこの辺り…。というか目の前でした。あまりに綺麗になっていたので分かりませんでした。たしか以前は小汚い小屋のような場所だったはず。だったはずって、15年も昔の話。駅ビルも変わっているのだからそんもの無くなっているに決まってました。
でまぁ京都というよりも、外出先のほとんどに不慣れな私は、同行者様に全権を与えることによってお殿様気分で旅するのです。ヨキニハカラエ。
今回は本当に何も考えずに新幹線に飛び乗りましたので、行きたい場所も食べたい物もありません。こういう場合は繁華街を目指すのです。そう、どこかで小耳に挟んだことのある「ニシキイチバ」とかいう魔境へ。さぁ行き先は決まったぞ、ヨキニハカラエ。

ようやく目的地が決まりました
注)「ヨキニハカラエ」とは「お願いします、連れて行ってください」と同意語です。

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