全頭検査を考える

まぁ、ちょっと古めのニュースですが、“カナダの畜産組合、BSE全頭検査導入を表明”というのがありました。
はっきり言って、アメリカの対応が駄目すぎるというか、自主検査にも否定的である必要があるのだろうかということですね。現実問題として日本では全頭検査が行われていて、それに準じたものしか輸入しないというのは国策ですから、それを頭ごなしに否定するアメリカのやり方はどうかと思うのです。
例えば輸出先の仕様に合わせて工業製品を作っているわけですし、相手国で使用してはいけないとされている農薬なども使わないのですから、それと同様に全頭検査くらいしても良さそうなものです。というかするべきです。
牛丼用の肉や牛タン・冷凍ホルモンなどの流通が危機的である現状では、輸出入業者が検査態勢を作ろうとしているのにそれを否定するということは、BSE感染牛が現在流通しているからと勘ぐられても仕方ないのですよ。大丈夫とは思うのですが、費用云々ではないところに嫌なものを感じるのです。
そんなアメリカを尻目にカナダやオーストラリアが自主検査、そして精肉工場の誘致、技術の輸入などが進めばそちらからの牛タン・ホルモンが入ってくるかも知れません。まぁ、何はともあれ正常な流通に修正していただきたいものです。まったく、ホルモンの絶対量が足りていないようです。

私の口にホルモンが入ってきません。
国産のホルモンまで売り切れていたりするのです

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