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二日ぶりの爽やかな目覚め。そろそろ無理のきかないカラダになっていることを自覚しなければいけません。ようやくレギュラーな暮らしに戻ります。
さっさと寝ればいいのに、昨日も深夜のテレビを見ていますと、ショップデザイナーがどうとか、こうとか。ふーーーんと思いながら見ていたのですが、途中で莫迦らしくなって寝てしまいました。まぁ、内容はともかく、いかにもテレビメディアが作った感がプンプン匂ってきます。曰く、「雑誌やメディアに取り上げられる店作り」だそうです。
コンセプトがそんな店をデザインするなら、私にとってはどうでもいい店でありデザインです。行きたくもないです。「あぁ、首都圏で、常連客が必要のない店の典型的な造りだなぁ」というのが感想です。いわゆる浮動な若者をターゲットにしているのでしょうが、そこからスタートした飲食店は、経営は成功しても「仕事」としては如何なものかと思ってしまいます。旨くも不味くもない物を出していれば、それで経営が成り立ってしまうことが、飲食店の仕事として良しとされるのでしょうか?
「メニューには凝っています」という店で、旨い物を食べれらることが少ないこともよくあるのですが、最初から「経営」することを前提にしている店よりは遙かにマシです。メニューに凝るという「仕事」をしているだけ、希望が持てます。しかし、「店を流行らせる・繁盛させる」方が全面に見える店には、まったく興味がありません。例えば、「前沢牛入賞牛の特上ロース」を出す店と「並カルビに切り込みを入れて、ネギ味噌を詰めて焼くメニュー」を出す店では、明らかに後者のメニューを選んでしまいます。それが旨いか不味いかではなく、食べたことがないので食べたいと思わせますから。「入賞牛・特上ロース」をそれなりの価格でただメニューとして出すだけで集客力があるかも知れません。しかし、それは良い肉を仕入れるところで完結しているだけで、「仕事」は別の所にあるのではないでしょうか。実際、そんな店の方が多いです、都市圏では特に。それに対して私がどうこう言っても仕方ないのですが、ついつい「勿体ない」と思ってしまうんですよね。

貧乏な貧乏性とでもいうのでしょうか。
色々カッコつけてもオチはいつも通りです。

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